
あの人、空気読めないなー
そう感じたことはありませんか?
「空気を読むのが苦手なんです」そう自分で思っている方もいるかもしれません。
以前Twitterに書かせていただいた内容がコチラ
『空気を読む』ってどういうこと?

その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、相手のして欲しいこと、して欲しくないことを憶測して判断する。
goo辞書
こう言われれば「あぁ、まぁそうだよね」って思いますよね。
では、この「空気を読む」というのは先天的に備わった「センス」や感覚だと思っていませんか?
センス=先天的にもっているもの(←ここではこう定義します)
もちろん「センス」を生まれ持っている人もいます。
では「センス」を持っていなければどうしようもないのでしょうか?
僕はそうとは思いません、どういうものかを理解し努力すれば習得できる「スキル」だと思います。
スキル=後天的に努力で身につけたもの(←ここではこう定義します)

なんとかなるの?

努力次第でなんとかなるよ♪
この「空気を読む」というのがどういったものか言語化できて理解すること。
そして、理解したことを努力すれば習得できる「スキル」だと思います。
このブログでは、人と話すのが苦手な方が少しでも「人とコミュニケーションを少しでも楽にとりやすく」なるように、今までの経験や知識を紹介していきます。
今回は『空気を読み方』を理解する、重要な2つのポイントをわかりやすく解説しています。
続きが気になる方は読み進めていただけると幸いです。
1つ1つ細かくポイントを設定していますので、自分を振り返ることが可能です。
今すぐにできる項目ばかりですので、今までコミュニケーションに苦手意識を持った方でもカンタンにできますよ!

ここでは「話す」ことをメインテーマにしています。
空気を読んで行動にうつすことや、他にもまだまだあるかとは思いますが、あくまで「話す」ことにスポットを当てて記事にしています。
『空気を読む力』とは?

今回の内容は、このように定義して詳しく解説していきます。

いや、ちょっと・・まだ意味わかんないんですけど・・

慌てないで、わかりやすくするからw
安心してください、さらに詳しく説明していきます。
さらに詳しく説明すると、以下のようになります。
- 観察力 = 字の通り観察する力、相手の表面に現れているものを見る力
- 洞察力 = 観察した表面的なところから考え、仮説を立てる力
ここではこう表現していきます。
ではこの『観察力』と『洞察力』、それぞれをポイントに分けて深堀りしていきましょう。
観察力:観察する3つのポイント

まずはじめに前提条件を解説します
3つポイントのどれも
『話しはじめたタイミングで相手がどういう状態なのか』(※デフォルトと表現しましょうか)
これをまず覚えておいてください。
一般論とは別に、人には必ず『癖(くせ)』があります。
話し始めた状態と話している時の状態の変化を比較し、そこを観察していきます。
なるべく多くの情報を観察できることによって、仮説を立てる材料が増えます。
意識的にポイントに沿って観察していきましょう。

ほぉ、こんな表情するのかー、くらい肩の力を抜いていきましょ♪
表情
まず、最初話しをしはじめた時の表情を覚えていてください。
単純に、その時の表情より時間が経つにつれて明るくなっていけばOKだと思うと気持ちが楽になりませんか?
暗い表情、険しい表情になるっていうのは誰にでもわかるマイナスポイントです。
話している最中、相手の表情をよく見ておきましょう。
声
これも表情と同じように、最初に話した時の声のトーンを覚えておきましょう。
声が少し高くなり少しだけ早口になる、というのが一般的にプラスの状態です。
逆に声の高さが低く暗くなる、口数が少なくなる、というのが一般的なマイナスポイントです。
相手がどういった声で話すのか、よく聞いておきましょう。
姿勢
これも同様に、話をし始めたときのしぐさやの姿勢(態度)を見ておきましょう。
あくまで一般的にですが、相手が腕組みをしたり少しからだを逃げるような仕草を見せていると、
防御したい(拒絶したい)、立ち去りたい(逃げ出したい)現れだと言われています。
もともと腕を組むクセがある方もいらっしゃるので、その限りではありません。
なので話しはじめた時にの体勢がどういう状態かをデフォルトとして考えてください。
前のめりに腕を広げるようになれば、あなたに好意的で興味を示してくだれいる可能性が高いです。
会話が進むごとに相手がどういうしぐさや姿勢で話したり聞いたりするのか、よく見ておきましょう。
洞察力:観察したポイントを活用する3ステップ

ここからは観察できた情報をどのように使っていくのか解説していきます。
基本的には『観察したポイントから仮説を立て検証していく』という流れになります。
なんでもそうですが、材料(ここでいう観察したポイント)を集めただけでは意味がありません。
料理でも一緒、食材があって、どう料理するか、味見をして整えていく、その工程です。
仕組みさえ分かってしまえば、決して難しいことではありませんから。

重く考えず、料理と一緒だなーくらいの感覚で見ていきましょう♪
観察したポイントをまとめる
まずは、さっきの観察したポイントを整理しましょう。
例えば、少し話をしてみて相手がこういう状態になったらどうでしょう?
- 笑顔でうなずいてくれるようになってきた
- 声のトーンが少し明るくなった
- 顔も体もこっちに向けてくれるようになった
こういうプラス方向に感情が動いたアクションは、こちら側も安心できますよね。
自分の中にある相手のデフォルトと比較するとこうやって見えるようになります。
特にこういった
- さっきより表情が暗いぞ
- 口数が減ったな
- 足を組んでソワソワしているな
このようにマイナス方向に感情が動いたアクションがあれば注意が必要です。
「何が相手をそうさせたのか」このタイミングに何が起きたのか、そこを大事なポイントとして頭に置いておきます。
何度も言いますが、表情も声も姿勢も全てデフォルトからどうなのか、という目線で見ておいてください。
ポイントをもとに仮説を立てる
先ほどまとめたポイントから感情がプラスにはたらくかマイナスにはたらくか、もちろんどちらかに動きます。
例えば、「お金の話になったとたん急に表情が曇った」「釣り(趣味)の話になったら声のトーンが上がった」
この「表情が曇る」=マイナス、「声のトーンが上がる」=プラスに働いたことが想像できます。
例えば『恋人の話を笑顔で聞いてみた』とします。

みんな気になる、よくある話ですよねw
相手の反応がこういう感じだったとします。
- 笑顔だけどさっきと何かが違う
- 声のトーンが下がって言葉の歯切れが悪くなった
- 腕を組みをして体を逸らすような仕草が増えた

相手がどういう感情なのか、一度想像してみてください
- あれ?この話題イヤだったのかな?
- 恋人と何かあった?
- 自分の聞き方が悪かったのか?
なんとなく、この位は思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
これがこの記事でいう『仮説を立てる』ということです。
反応がプラスの感情であればあまり気にしませんが、マイナスの感情の場合、なるべく注意深く観察しましょう。
立てた仮説を検証する
最後は立てた仮説の検証を行なっていきます。
検証といっても難しくはありません、「もう一度同じ話題について聞いてみる」っていうだけですから。
マイナスの感情が見えたことに関しては聞く勇気を持たないといけませんが、そこは乗り切ってくださいw
ただ、全く同じように聞くわけではありません。
立てた仮説をもとに聞き方を変えてください。

ここは特に大事なので、もう少し深掘りしていきますね
例えば会話の状況がさっきと同じ『恋人の話を笑顔で聞いてみた』とします。

臨場感があってイメージしやすくないですか?w
相手の反応もさっきと同じだったとします。⇩
- 笑顔だけどさっきと何かが違う
- 声のトーンが下がって言葉の歯切れが悪くなった
- 腕を組みをして体を逸らすような仕草が増えた
さて、さっき仮説も立てましたね。コレを使っていきましょう。⇩
- あれ?この話題イヤだったのかな?
- 恋人と何かあった?
- 自分の聞き方が悪かったのか?
もし1だと仮説を立てた場合、どうやって同じ話題について聞きますか?
- あ、ごめん、この話やめた方がいいかな?(一番直接的で良い、ただ、0ー100で会話が終わる可能性ありますw)
- そいうえば●●さん(恋人)最近どこかお出かけした?
あくまで一例ですが、このように聞いてみるのも良いと思います。
2の仮説は1とイメージしやすいことが似ているので割愛します。
では3と仮説を立てた場合はどうしますか?
- 笑顔で話したくない話題ならシリアスな顔をして聞いてみる
相手の反応の原因が「自分の聞き方(表情)」だと仮説を立てていたら、その部分を変えれば良いのです。
それでもなお反応がマイナスの感情だった場合、さっさと話題を変えましょう。

それを繰り返して、プラスの反応がもらえた話題で盛り上がれば良いのです♪
まとめ


でも相手の反応がマイナスの感情だったらどうするの?
めちゃめちゃ気まずい沈黙になるじゃん・・・
断言します。

『絶対なります!!』

強いわ!w
いやいやいやいや、それダメじゃんか・・
でも安心してください、一瞬だけですから。
でも冷静に考えてくださいね?
いくら仲良くなっている友達でも、環境や状況は刻一刻と変わるものです。
特に初対面に近い状態だったり、あまり話したことない人なら?
話してみないと『何が良くて、何が良くない』かわかりませんよね。
自分に置き換えてもそうですが、「その話題に触れて良いかどうかは相手にしかわからない」んです。
どうしてもその話題を話す必要がなければ、さっさと話題を変えましょう。
最終的に相手が嫌がることを無くしていけばいいのです。
このように、「相手を見る」ことで得られた結果をもとに「相手のことを考える」。
その結果、「相手が良い気分でいられるようにする」というのが空気を読めるという評価につながります。
参考になれば嬉しいです。
それではまた♪